アメトーーク『読書芸人』最新第3弾で放送された本たちをご紹介。又吉・光浦・若林・カズレーザーの各氏によるオススメ本紹介、書店の歩き方や、4人の自宅にある本棚公開、さらに本の雑誌社への突撃まで敢行。最後はなんと「読書芸人大賞2016」を発表!
早いもので、熊本地震の発生からまもなく2か月が経とうとしています。最近は報道も少なくなってきた印象が否めません。 ぜひ現地から地震発生後の本屋の状況についてお伝えしたく、記事を書きはじめました。この記事では、休業中の本屋さんリストと気にかけ…
誰にとっても、その「一冊」が人生を変える可能性がある。ふと手にした作品によって運命を変えられることもある。私には青春を変えた小説がある。本作も一目惚れであった。その小説とは、井上靖『あすなろ物語』。井上靖の自伝的小説と言われるが、ここで「…
拝啓、宮下奈都さま『羊と鋼の森』「人生に影響を与えた1冊」1人の少年(そして青年へと)の歩みを丹念に、かつ表現豊かに掬い上げた成長記録。ピアノという音のする世界を、羊と鋼と森に譬える魔法は心にズシリと響く。私の心に小説として以上に響くカラフ…
ある作家は言った、「書店員の思い上がり。本のソムリエ気取り」だと。また別の作家は言った、「一部書店員の勘違いで2万店あった書店は1万5千店に減った」と。本屋大賞のこれまでの歴史と現状を振り返りつつ、今後を考えます。
本屋が減ってきている。その原因はなんでしょうか。「本が売れない」「ネット書店や図書館がある」…理由は数あれど、規模の大小を問わず、本屋の頭を悩ませている問題であり、本屋を減らす遠因になっている『万引き』問題について取り上げます
はじめに あえて言おう。本書を「新進気鋭」の著者による「渾身」の評論作だと「絶賛」するつもりはまったくない。 書き手としての彼は、「社会」を自在に動き回って、ステレオタイプな表現をぶった切る。鮮やかな切り口、そしてこの切り方は「揚げ足取り」…
今週のお題「一番古い記憶」あれはいつのころかまでは覚えていない。けど夏だった。 Yondaパンダくんがいたことだけは間違いなかったし、書店員でもなんでもない「ただの一読者」ではあった。けれど彼が一際目立っていただことは間違いない。 さて、エッセイ…
いまのお店にやって来て、そして理工書担当者として、はや数か月ほどが過ぎようとしております。 今回は、理工書を例にした書店員の「業務内容」、『本屋の各書籍ジャンル担当者がどのような仕事をしているのか』を明文化すると同時に、自分自身の記録として…
みなさま本やコミックや雑誌はどこで買いますか? 私は、もっぱらネット書店の利用が絶賛増加傾向にございまして……紙書籍:電子書籍の購入比率が、1:2を超えているのではないかと秘かに心配している、いちおう書店員でございます。 さて、私もヘビーユー…
今回の記事で取り上げるテーマは、ズバリ「図書カード」。2016年6月から利用開始された『図書カードNEXT』について、本屋の店員がどのサイトよりもいち早く、そして詳しく調べてみました。
小説を書き始めたきっかけ、SMAPメンバーとの関わり合い、小説SMAPのざっくり三部構成で、笑いあり、ネタありの面白い内容。さっそく出てきた作品たちを中心にまとめます。
「芥川賞芸人」という前代未聞の称号が誕生した先週末。 今回の受賞については、議論もあるところですが「古舘伊知郎氏が意味深な発言 又吉直樹の芥川賞受賞に違和感? - ライブドアニュース」という報道も逆に話題を集中する効果を果たしているのは間違いあ…
数年前に、「擬人化」を駆使した町おこしから、萌え絵付きの特産品まで増殖しているニュースがちらほらと流れていたのを覚えていますが、いま彼らはどうしているのでしょうか(周りであまり見かけないだけ?)。 そんな「擬人化」も、コミックの世界では進化…
初めて佐々木監督の会見を映像で見たとき、なんてお茶目な監督なのだろう!と思うと同時に、こんなにも脱力気味のサッカー監督が日本代表の監督で大丈夫なのだろうか。そう感じた記憶がある。 けれども、本書『なでしこ力 さあ、一緒に世界一になろう!』を…
私は父が嫌いだ。いや、正確な表現で言い直そう。私は、父親が地球上で一番嫌いだ。大嫌いだ。 デカい声。無神経さ。自信過剰さ。無慈悲な行動。家族を顧みないところ。一方自分の趣味にはなにをしても許されるという態度。そのすべてを。 人は親から生まれ…
Amazonと出版社による、本の値引き販売へ 深夜に興味深いニュースが流れたきたので思うところあって、「再販制」をテーマに軽く記事を書きます。タイトルの「観測気球を上げる政治記事」みたいな煽りフレーズは反省してます。 それはさておき、そもそもの再…
実写映画化される『君の膵臓をたべたい』は「青春、恋愛、闘病」というジャンルの枠組みを超えた小説。これから読む、すでに読み終えた、感動に浸るあなたも、住野よる先生が作品に込めた「問いかけ」や意味を考えてみてほしい。この記事では5つのキーワー…
アメトーク『読書芸人』第2弾で放送された本たちをご紹介。又吉・若林・光浦の3氏によるオススメ本紹介。読書好きからの質問への答えや古書店巡りを行った後は、本屋あるあるまで取り上げる内容。放送された作品を余すところなく、まとめてみました
『書店ガール』という楽しみの区切り 『書店ガール』が放送していない火曜日は火曜日じゃない!と非常に名残惜しい気持ちに駆られている本日。視聴者のみなさま、書店、版元を始めとした業界関係者のみなさま、そしてまゆゆ推しのみなさまにおかれましては、…
ちょっとした前置き 町の本屋さんの灯がまたひとつ消えようとしている。数々のフェアを打ち出して、読者に対して熱心に訴えかけていた本屋さんがなくなることは驚き共に、実に残念でなりません。 【くすみ書房から大切なお知らせ】いつも、くすみ書房をご愛…
ふと気づくと眠っていた。読み始めたころはお昼過ぎだったのに日が落ちている。時計を見ると覚えている時刻からは1時間ほどしか経っていなかった。が、それは長いこと幸せな深い眠りに落ちていたように感じられた。 書店員をしていると、時たま一心不乱に、…
ときは明日!ということでブログでのご紹介が前日となってしまいましたが、明日24日は、本屋カフェ@小豆島がございます。 ご案内です!"@MeiroBooks: 6/24(火)本屋カフェ!今月は、積読書店員ふぃぶりお(@fiblio2011 )さんを迎え、「本屋さんの仕事を知る」…
書店員はどのように作られるのか。どのような思いを持って、書店員となり、日々の業務を行うか。どんなことに楽しみ、苦しみ、喜び、悩み。本屋に行くと、お店で必ずや目にするであろう、書店員。日常に現れる、その彼ら・彼女らの歩んだ道と風景。 その書店…
ごあいさつ はじめまして。とある書店チェーンで、書店員をしております@積読書店員ふぃぶりおと申します。 じつのところ書店員歴はそれほど長くはございません。ステータス「見習いレベル」だと自分では思っているワケですが、「本屋さん好き歴」、趣味で…